「上ル」を終えて
先週まで京都のSolにて石井啓一「上ル」展をして来ました。
会場でお会いできた皆様、個展を提案してくださったSolの森田さんには
お時間作っていただいたことに感謝しています。
物作りの精神が今も生ている京都において、
ぼくの作品がどの位通用するか…
始まる前はそんな小さなことばかり考えていました。
しかしSolの森田さんとの話の中で、
「自分が自分の物差しの中で仕事をするのなら既存の形にとらわれなくてもいい」
Solというカフェは古い町家を利用しながらも、
古さだけではないデザイン性を持ち合わせています。
伝統継承も大事ですが、それって今の形とマッチしてますか?
必要なものはその時代時代の作り手が出ししていくしかない。
ずっと探り悩んでいく、使い手と作り手の探り合いが素敵な器を生むんだと思います。
より良い器を探る作業はとても楽しいです、
仕事は終わりそうにありませんね。
これからも、末永くお付き合いください。