Archive for 7 月, 2011

八月の教室

月曜日, 7 月 25th, 2011

暑さも戻ってきましたが
みなさま快適に過ごせていますか?
8月の教室は
8/9日〜27日です(日曜月曜を除く)
上記の日程で体験教室や見学などのご対応出来ますのでお時間が合えば、前日までにメール等お問い合わせの上、ぜひお越しください。
なおご連絡が当日ですと、ご対応出来ない場合もございますのでご了承ください。
僕の快適グッズは扇風機です。
今更のような気もするでしょうが、
二台使い、お部屋の空気をまわす事でとっても快適に過ごせています。
そして寝るときは扇風機を壁に当てる事。
扇風機は直接ですと渦の風なのでどうしてもムラがあるのです。
外であたる自然の風は空気の壁、
扇風機を一度壁に当てると、渦の風が壊れて空気の壁になって自然の風に近いかたちで届きます。
寝てるときも高原で寝ているようですよ〜(大袈裟かな?w)
どうぞ夏バテの無い、楽しい夏をお過ごしください。

音の涼 器の涼

土曜日, 7 月 16th, 2011

陶器で風鈴を作るワークショップを
7月22日(金)、23日(土)と
伊勢丹新宿店3Fのプライムガーデンさんでやります。
陶器の風鈴って、
ガラスや鉄と違う、なんとも素朴な音なんです。
キ〜ンではなく
コロコロという感じ。。わかるかな?
控えめで優しい感じ、
僕もとっても好きな作品なんです。
今回は成型と絵付け、これを2時間でやってみるワークショップです。

手作りならこの夏の涼もなおいっそう気持ち良く感じられますよ!
すでにプライムガーデンさんではサンプルを飾っているのでお時間あればぜひ見に行って頂きたいです。
デパートでのワークショップは初めてなのでワクワク、ドキドキです。
ご参加頂ける方は伊勢丹プライムガーデン03−3225−2614まで直接お問い合わせください。
また20日からは商品の展示販売も決まりました。
上記の売り場で「涼」をテーマにした鮮やかな青と涼しげな白の器を展開しています。
夏のあわせた器を使う事で、
見た目にも涼しさをテーブルのうえで楽しめますよ。
素敵な展示になっていますので、
どうかそちらも見て下さいね!

ダーおばさんの綿織物博物館

土曜日, 7 月 9th, 2011

なぜか旅行のたびに、
各国の機織りものが気になってしまいます。
きっと昔、美大の染色コースに希望を出した事もあったので、
いまだに好きなんでしょう。。
(そういえば高校生の頃から工芸が好きだったんだなと思い出しました…)
今回はタイのチェンマイから車で一時間、

郊外にバーン・ライ・パイ・ガームというアトリエがあります。(美しい竹林の家という意味)
綿織物博物館もかねているというそのアトリエを目指して、
車で幹線道路を走っていると…

脇道に美しい竹の村が現れます。

故サンダバシット夫人(ダーおばさん)は幼い頃に祖母から習った手織りの布にこだわり
この高床式の家の床下に機織り器を集めて、
近隣の村から農閑期の女性を呼び集めて
上質のタイ北部の綿花と天然の染料で綿織物のアトリエを開きました。
現在でもダーおばさんの意志を継いだ娘さんの経営する工房兼ショップは
近隣の女性達が機織りの技術を習いに集まってきているそうです。
しかし残念ながら僕の行った日は工房はお休み…
大好きな機織りの風景は見られずじまい…
しかし娘さんがたまたまショップにいらして、
工房見学し放題!という意外に楽しい時間を過ごしました。

現在でも天然の染料で染めています。

固い木の実などは10年も水に浸しておくそうです。

上質な原料は自然豊かな北タイでも生産されなくなってきているそう。

いづれ無くなってしまう道具もあるかもと、
大切に使い続けられている道具達。

少しでも長く続いてほしいと思う気持ちから、
いくつかの商品をショップで購入しました。

職人として作家として、
大事なことは腕を上げる事だけだと思っていましたが、
技をつなぐ事も大切なのだと、
今は亡きダーおばさんから教わった素敵な工房でした。

料理はおなかを満たすもの、手作りの器はこころを満たすもの。目黒区下目黒2-9-24CERAMIC ROOM teto:山手線他 「目黒駅」徒歩10分