浅草の雷門にある叔母の家は古くからの人形材料の問屋さんです。
僕は学生時代、二子玉川にある大学に通うために、
地の利の良い浅草の叔母の家に下宿をしていた事もあります。
その頃から思っていた事、
「このビルとってもいい雰囲気あるな。」
時間はたって、今年の春、叔母が思い出したかのように、
「啓ちゃん、おばちゃん家にギャラリーを作りたいの、手伝ってくれない?」
ビックリしました。
叔母ちゃんのビルをリノベーション、しかもギャラリーに!
なんて素敵な話なんだろう、なんて嬉しい話なんだろう。
僕はもしも自分の作品が飾られるなら…理想のギャラリーを作りたい!と思って、2010年この夏はことあるごとに浅草に通うようになりました。
51平米もある大きなギャラリーはかつての人形材料の倉庫です。
昭和40年に建てられたころのフローリングは無垢の床材を使っていて、
現代の建材には出せない深い味わいがあります。
ところどころに残した昭和の雰囲気、
とくに人形材料の丸美京屋が建てたビルジングですので、
日本の大工さんの職人気質などを建具などにかいま見つつ、
昭和の高度成長期ののビルジングとしてモダンな部分もあります。
オープニングは日本画の渡辺悦子さんの展示です。
手法こそ伝統的な日本画ですが、モチーフは和洋問わない自由な作風で、
丸美京屋のギャラリーにぴったりだなと思いました。
渡辺悦子 日本画展
2010年10月5日(火)〜10月17日(日)
午前11時〜午後6時(最終日午後3時まで)
ギャラリー丸美京屋〒111-0034東京都台東区雷門2−10−5 2階
tel:03-3841-9711 homepage:http://gallerymarumikyoya.com/
芸術の秋、
ぜひ、お時間合えば浅草観光もかねて足を運んでみて下さい。
この日本画展の後、僕も展示会をします。
その情報は次回載せますね。